文科省の諮問機関「中央教育審議会」は10日、教育関連3法改正の答申案を伊吹文明文科相に提出した。
答申のポイント
【学校教育法】
・義務教育の目標に「我が国と郷土を愛する態度」を新設
・義務教育年限は9年の現行通り
・学校は自らの評価制度を設けるべきだとの努力義務規定を新設。情報開示規定を新設
・副校長、主幹などの設置規定を新設
【教員免許法】
・免許状の有効期間は10年間
・分限免職処分を受けた場合は免許状失効
・更新時の講習時間は30時間程度
【地方教育行政法】
・教育で著しい不適切行為がある場合、国が教育に関する責務を果たす仕組みが必要(教委への勧告・指示権限に関しては賛否両論併記)
・教育委員に必ず保護者を含むようにする
・教委は第三者らによる点検・評価を受けて議会に報告
・教育長任命時の国の承認制度復活には反対
・文化とスポーツの管轄は教委から首長に移すことを可能とする
改正法案は3月中に国会に上程される見込みである。
わずか1ヶ月、30時間あまりしか審議時間がなかったそうです。「本来なら1~2年かかることを1ヶ月でまとめた」(伊吹文科相)。当然拙速であるという意見も多い。
いじめ自殺や単位未履修問題を契機として教育委員会制度の見直しが大きな焦点になっています。ところが「国による教育委員会への是正勧告・指示権」については異例の賛否両論併記となりました。
ここでいう教育委員会は首長によって任命された5名程度の人々によって構成されます。(大阪府の場合は6名、そのトップが竹内脩教育長)その人たちの選任などに国は影響力を持ちたいと考えています。一方で地方分権の立場から反対が出ているのですね。
現実の問題として、この教育委員会ってどれほど力を持っているのでしょうか。事務局が作る案に承認を与えているだけのような気がするのですが、認識不足ですか?たまに教育委員会議事録を見ます。「大阪府公立学校教員の懲戒処分の承認について」という議案があります。結構毎月処分を受けているんだなあと哀しくなりますが、それ以外の議案は、あまり興味を惹きません。
教育委員会といえば私は事務局のことを指しているのだとばかり思っていました。教育委員会に電話するといえば、その中の「高等学校課」などにかけることだからです。
どこかの週刊誌が、この事務局こそ改革しなければならないと、その横暴ぶりを紹介していました(週刊誌のことですから、話3割で聞きましょう)。確かに学校に直接影響を及ぼすのは事務局の通知であり依頼です。